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第1回アカエイ魚食研究会|料理人が探るアカエイ料理の可能性

第1回アカエイ魚食研究会|料理人が探るアカエイ料理の可能性

2026年09月13日 01:45

アカエイはどこまで美味しくなる?第1回アカエイ魚食研究会レポート

「アカエイ」と聞いて、どんな料理を思い浮かべますか?

そもそも食べたことがない。
どんな味なのか、ちょっと想像できない。

そんな方も多いかもしれません。


2025年5月13日、東京・お台場のホリゾントウキョウにて、「第1回アカエイ魚食研究会」を開催しました。


今回のテーマは、

「アカエイは、どこまで美味しくなるのか?」

香川県から届いた新鮮なアカエイを使い、和食・フレンチ・中華・韓国料理など、それぞれ異なる料理の技術を持つ料理人たちが、アカエイという食材の可能性を探りました。


まだ知られていない、アカエイという食材

アカエイは、食べることのできる魚です。

かつては食材として利用されてきた一方、現在の一般的な食卓では、あまり馴染みのある魚とはいえません。

「どう料理したらいいんだろう?」
「ちょっとクセがありそう」

そんなイメージを持つ方もいるかもしれません。

だからこそ今回の研究会では、まず実際にアカエイを捌き、身質や部位ごとの特徴を確かめるところからスタートしました。

魚を見て、触れて、味を確かめる。

そして、

「この部位なら、こんな料理が合いそう」
「この食感を生かすなら、こうしてみよう」

と、料理人たちがそれぞれの経験と技術を生かしながら、レシピのイメージを膨らませていきます。




同じアカエイなのに、料理によってこんなに表情が変わる

完成した料理は、同じアカエイを使っているとは思えないほどさまざま。

和食では、素材そのものの味わいや食感を生かした一皿に。

刺身として提供された料理もありました。

フレンチでは、ソースや盛り付けによって、アカエイが華やかな一皿へと変化。

身だけでなく、肝などの部位にも料理人ならではの工夫が加えられました。

さらに中華や韓国料理など、それぞれの食文化や調理技術と掛け合わせることで、アカエイの新しい表情が次々と生まれていきました。

料理が運ばれてくるたび、会場から聞こえてきたのは、

「これ、本当にエイなんですか?」

という驚きの声。

普段はなかなか食卓で出会わないアカエイが、料理人の手によって「食べてみたい一皿」へと変わっていく。

今回の研究会を象徴するような光景でした。



アカエイの特徴を「弱点」ではなく「個性」として考えてみる

アカエイには、淡白な身や、ゼラチン質を感じるヒレ、肝など、部位によってそれぞれ違った特徴があります。

大切なのは、それを他の魚と同じように扱うことではなく、

「アカエイだからできる料理って、なんだろう?」

と考えてみることなのかもしれません。

焼く。
煮る。
刺身として味わう。
ソースと合わせる。
異なる食文化の料理法を取り入れてみる。

調理方法や味付けが変わるたびに、アカエイという食材の印象も変わっていきます。

「知らない魚」だったものが、「こんな料理にもできる魚」へ。

料理人の技術によって、まだ知られていなかったアカエイの個性が少しずつ見えてきました。



「知られていない魚」から「食べてみたい魚」へ

今回の魚食研究会を通して見えてきたのは、アカエイには、まだまだ料理の可能性があるということでした。

食材としてあまり知られていない魚も、

知る人が増える。
料理する人が増える。
食べる人が増える。

その積み重ねから、新しい食文化が生まれていくかもしれません。

私たちは、アカエイを「食べられない魚」として見るのではなく、まだ食べ方や魅力が十分に知られていない海の恵みとして考えています。

まず、知ってみる。

そして、料理してみる。

食べてみて、「意外とおいしい」と誰かに話してみる。

そんな小さな体験が、海の恵みとの新しい付き合い方につながっていくのではないでしょうか。


アカエイから始まり、「シージビエ」へ

私たちの取り組みは、アカエイから始まりました。

しかし、海にはアカエイだけでなく、食べることができても、流通や食習慣、扱い方などさまざまな理由から、まだ十分に活用されていない魚たちがいます。

そこで現在、私たちはこうした海の恵みを、新しい食文化・地域資源として捉え直す考え方を**「Seaジビエ」**と呼んでいます。

アカエイをきっかけに、

漁業者が考える。
料理人が料理する。
地域が楽しむ。
そして、食べる人が増えていく。

魚だけではなく、人と人がつながりながら、新しい海の食文化を育てていく。

第1回アカエイ魚食研究会は、そんな未来を考える一歩でもありました。

海の「もったいない」を、未来のごちそうへ。

これからも、料理人や地域のみなさんと一緒に、まだ知られていない海のおいしさを探していきます。


アカエイくんと一緒に、海や魚をもっと身近に

一般社団法人瀬戸内魚食推進協会では、アカエイの魚食を推進するキャラクター「アカエイくん」を中心とした「エイエイオーファミリー」でも、海や魚、食について発信しています。

「アカエイって、こんな魚だったんだ」

そんな小さな発見から、海や食について少し興味を持ってもらえたらうれしいです。

研究会だけでなく、料理、レシピ開発、地域での活動など、アカエイやシージビエが少しずつ形になっていく様子を、これからもお届けしていきます。


第1回アカエイ魚食研究会 開催概要

開催日
2025年5月13日

開催地
東京・お台場 ホリゾントウキョウ

テーマ
「アカエイはどこまで美味しくなるのか?」

内容
香川県から届いたアカエイを使用し、和食・フレンチ・中華・韓国料理など、さまざまな料理の視点からオリジナルメニューを研究・開発しました。

活動主体
一般社団法人 瀬戸内魚食推進協会

本研究会を含む当時の活動は、日本財団「海と日本PROJECT」の支援を受けて実施しました。


関連リンク

一般社団法人 瀬戸内魚食推進協会

アカエイをはじめ、まだ十分に活用されていない海の恵みを、新しい食文化・地域資源へとつなげる活動を行っています。

https://gyoshokusuishin.com/

シージビエとは?

これまで十分に利用されてこなかった魚や、価値が伝わりにくかった魚を、漁業者・料理人・研究者・加工事業者・地域の人たちとともに、新しい食資源として育てていく考え方です。

https://gyoshokusuishin.com/

アカエイくん Instagram

アカエイくんを中心に、アカエイや海のことを楽しく発信しています。

https://www.instagram.com/akaeikun/

海と日本PROJECT【日本財団】

本研究会を含む当時の活動は、日本財団「海と日本PROJECT」の支援を受けて実施しました。

https://uminohi.jp/